データ活用方法・手順 | ビジネススケールを実現する3つのステップ

Hiroto Soshizaki
Hiroto Soshizaki

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データを組織全体で活用することを考えた時、複数のツールからデータを集約して一気に表示できるダッシュボードの利用はとても便利です。しかし、これまでの一般的なシステムとしては、専門部署がデータを収集し、それぞれの部署の希望を踏まえデータの分析とレポートを行う形を取っており、データ加工にはエクセルなどのツールが利用されていました。データが属人化されていることやデータの分析・レポーティングがマニュアルで作成されている背景が混乱を招き、データの整理や部署を超えてのデータ共有のシステム作りがなかなか進まないという問題点が指摘されています。


ビジネススケールへのリスクとなる、進まないデータ活用

データ活用の重要性は以前から認識していたものの、現状デジタルが得意な一部の社員に丸投げしているという企業は少なくありません。今までのシンプルなデータであればエクセルを使用して手動で分析が可能でしたが、ビジネスが成長しデータの量が多くなりより複雑化すると、ヒューマンエラーやダークデータを生みやすくなり、とてもリスキーです。ビジネスの成長に社内の既存のシステムの変革が追いつかず、データを捌ききれなくなっているケースが多く見られます。

属人化が引き起こすデータ活用業務のブラックボックス化:本質的な課題

データの属人化は、データ活用にとって大きなマイナスです。組織にとって重要なデータが、一部の社員にのみわかる形で収集・保存・管理されていると、どのようなデータ構造によってレポートが作成されているのかの部分がブラックボックス化してしまいます。レポートがマニュアルで作成されているがゆえのヒューマンエラー、社員の退職などに伴う引き継ぎの際にデータ紛失、データソースの項目のズレなど、様々なマイナートラブルが起こりやすいのも問題です。

属人化されていると、そもそもデータ管理の全体像を理解している人が社内にいないという状態になっていることも多く、変革の際に壁になってきます。

データ活用手順を進めるための3つのステップ:ソリューション

データ管理方法の整備

データ活用を始める際、最初行うのはデータ管理方法の整備です。現在マニュアルで作成している業務を効率化するためにも、それぞれの部署に必要なデータソースの数、種類、用途を把握する作業です。例えば、マーケティング部にはサイト解析や広告配信データ、営業部には営業データや顧客データ、経理部にはファイナンスデータなど、それぞれの部署で必要なデータは変わります。それらを把握し、それぞれの部署のゴール達成に必要なデータを提供できるようまずは「何が必要か」をクリアにするところから始めましょう。

人材問題

データ活用の目的を具体的にすることで、その先のアクションのイメージが把握できます。それを踏まえ、次に必要なのが適切な人材の確保です。データサイエンティスト協会の調査では、データ分析に必要なスキルを持った人材を目標人数確保できない企業が6割を占めることが分かっています。データ活用のための人材のニーズが増える一方で人材不足が深刻化してるのが現状です。新規雇用だけではなく、社内での人材育成、また外注することも視野に入れることがおすすめです。

ダッシュボード制作会社に依頼する想定での要件定義

複数のデータを集めて表示するダッシュボードは、データ活用の要といっても過言ではありません。外部リソース・社内リソースを活用して、どのようなデータソースを見える化するのか、使用ツールを踏まえてデザインしましょう。そのためには、各部署でどのようなデータが求められているのかをクリアにすること、またデータ分析の自動化を進めデータのアクセシビリティを高めることが必要です。Prepツールも積極的に利用して、使いやすく情報量の多いダッシュボードの作成をおすすめします。

ビジネス理解と、テクニカルノウハウの両立が、データ活用の鍵

データを有益に活用するためには、単にデータを収集するだけでは足りません。まずはどのようなデータが必要なのかのゴールを決め、分析する際の視点を定めることが必要です。また、データを正しく分析できるテクニカル面に明るい人材の確保も不可欠です。ビジネス視点からのデータ活用要件整理とデータ分析技術の両方の充実を同時に解決されたい方は、ぜひご相談下さい。

データ活用

Hiroto Soshizaki Twitter

埼玉県出身。商社を経て、アクセンチュア株式会社入社。各種ITシステム導入のプロジェクトに従事。2018年に合同会社Submarineを設立。形のない「声」を媒介に、人と人とが想像力を働かせ、築く関係性の可能性を探求すべく、音声番組をプロデュース。