Facebookのアクティブユーザー数が減少 - マーケ担当者にとっての意味
Facebookを利用している10代はわずか27%
Facebookがピークだった2010年代初頭には、10代のほぼ全員がアカウントを持っていたものです。しかし、現状はそれほどでもない事が下記のPiper Sandlerの調査でわかりました。Facebookのアクティブユーザーと答えた10代の若者はわずか27%でした。
Facebookの内部告発事件が起こる前から、多くのティーンがSnapchatや、最近ではTikTokを利用していることは知っていたので、これは驚くことではありません。
しかし、18歳以上では依然としてFacebookが大きな利用シェアを持っている
重要なのは、SNSプラットフォームのユーザー層に変化があっても、Facebookが依然として大きな役割を果たしていることが、以下のPew Researchのデータからわかるということです。
余談:YouTubeが主要なプラットフォームであり、成長が加速しているように見えるのは興味深いことです。それだけでなく、利用率も非常に高く、注目すべき点です。
なぜマーケティング担当者は、ユーザーのFacebook離れを心配するのでしょうか?
多くのマーケターがFacebook全般について心配している理由をいくつか挙げてみましょう。
- AppleがFacebookを殺している。iOS 14のプライバシーに関する変更は、Facebook広告が効果的にターゲットや人々を追跡する能力に大きな影響を与えた。
- Facebookはもはや成長しておらず、ユーザーは他のプラットフォームに移行している。デイリーアクティブユーザー(DAU)の前年比成長率は、近年大幅に低下している。(下記の図を参考)
- 若い視聴者をターゲットにして将来の市場シェアを確保しようとするブランドは、FacebookとInstagram以外で伸ばす必要があります。ユーザーエンゲージメントはYouTubeの方がずっと粘りがあるし、TikTokでは若いオーディエンスへのリーチがあります。
- Metaが(ザッカーバーグ)が優先度高く投資している新事業にメタバースがありあります。それが何を意味するのか知らない人が多い中、多くのマーケターは、その可能性に気づいていても、日々のマーケティングの優先順位やニーズから、それが何を意味するのかよく分かっていないのではないでしょうか。
Facebookユーザーの減少は、マーケターにとって何を意味するのか?
Facebookについて見聞きするたびに心配になりますし、皆さんもきっとそうでしょう。
しかし、誰が自社の製品やサービスを買ってくるターゲットを知っていれば、いろんな事が明らかになると思います。Pew Researchのデータからわかるように、すべてのソーシャルメディア・プラットフォームは、さまざまな層に対して異なるリーチと使用率を持っています。ですから、自分のビジネスに適したプラットフォームを選択することが重要になります。
私は最近、ある外資系企業の飲料ビジネスの越境EC広告運用案件を担当しました。Facebook広告に様々な課題があるにもかかわらず、Facebook広告が特定の層に効果的にリーチし、コンバージョンを得る結果をから学んだ事はとても興味深いことでした。Facebook広告で、飲料に関する事に興味ある人だけにターゲットすればうまくいくと思っていたら大間違いです。
あなたのビジネスのために成果にもたらす事が大事であります。だから、様々なソーシャルメディアの媒体を試してみてください。測定し、学び、どこに優先度を高くし、投資していくことを決定する所に注視しましょう。それは1つのSNSだけでなく、いくつかのSNSのプラットフォームをトライする中でいろんな知見を得る可能性を広げる事を望みます。